この記事ではカルティエの名品中の名品【トリニティリング】をオーストリア ウィーンで購入するまでのエピソードを書いていきたいと思います。
Cartier トリニティリング
Cartierが1924年に発表した、トリニティリング。
【ピンクゴールド:愛情】
【イエローゴールド:忠誠】
【ホワイトゴールド:友情】
を表すスリーゴールドの3つのリングがしゃらしゃらと指を通る、Cartierのアイコン的存在のこのリング。
来年で発売なんと100年!
トリニティリングが欲しくなったきっかけ
トリニティリングにまつわるエピソードなどを初めて見てから、ずっと素敵だなぁとなんとなくWishlistには入っていたのだけど。
そもそも最近思っていたこと。それは
【右手に毎日きらりと光る地金のみのリングをつけてQOLを上げたい】ということ。
そしてそれに加えて近年度重なる値上げと、金の高騰。これは買うなら今なんでは?と思い始めちゃったらもう気になる気になる。
頭の中は寝ても覚めてもこのトリニティリング。
IGやPinterestを検索しまくる日々。
私はそのブランドの顔、アイコン的存在のいわゆる【名品】といわれるモノが大好き。ベーシックかつ、何年もタイムレスに輝き続けてくれる頼もしい存在。
そしていつ、どんな時もつけていられるお守りジュエリー的存在のものが大好きな私。
たくさんのジュエリーをコレクションして、その日のコーディネートに合わせてジュエリーも着替える。なんてスタイルができるほどファッションに自信もないし、家で一日でも眠ってしまっているジュエリーがいるっていう事を思うだけで【使いこなせてじゃん!】ともやもやしてしまう…(服やバッグにはなぜかこの感覚はない。笑)
多分私、全部を満遍なく使いたいんです。きっと。
そして手元を見ただけで、「あ、この手元は〇〇さん。」ってすぐわかるようなレベルで毎日同じジュエリーをつけたい。これが私の理想。
そんなこんなで、2022年春。トリニティィリングが欲しくて欲しくてたまらなくなって、毎日検索しまくること数か月。
当時ヨーロッパに住んでいた私。カルティエといっても結構な距離を走らないと簡単には買いに行けない。
う~んんん…さてどうするか。と日本とヨーロッパ諸国のオンラインサイトでそれぞれの国別に金額チェックをしながら悶々としていたところ。ついに日本のカルティエのサイトで値上げの情報が。
2022年春時点で日本価格17万円台のトリニティリング(クラシックサイズ)。
ヨーロッパでは円安の影響もあって日本よりは少し高い。だから値上げはもしかしたら日本だけかも?という甘い考えを持ちながら、旅行も兼ねていざ、オーストリアへ!!
WienのCartierへ
ついたついた!何度きても美しい街、ウィーン。
シュテファン大聖堂!街中にいきなり現れる!荘厳。
そしてこの街中の中心に…!
あった!カルティエのshop!
やっとやってきた!
ここ数か月、毎日あなたのことばかり考えていましたCartier様!カルティエ様!
ででーんとウィーンの街の中心地、たくさんの人が集まる場所にありました。
でも、ものすごい長蛇の列…え…
想定外。
なぜか私、ブランドのお店に長蛇の列って日本だけの現象だと思い込んでいました。でも並ぶよ。車で数時間、このために1泊できたんだから!
ぐるっと店の横をとりかこむかのように列。人、人、人。(お店の作りがとても素敵でした。)
子供たちにはアイスクリームやらタピオカジュースを与えて一緒に静かに並んでもらう作戦。
列の最後尾に並んでいたらボードを持って列を管理している店員さんが予約の番号を話してる…。
???まさか…予約がいるのか?!
前に並んでいるお姉さんに確認すると…事前に予約した番号が必要。ちなみにそのお姉さんは昨日予約して、この時間になった。とのこと…
終わった…こんなふらっと来て入店できるものじゃなかった…もう膝からくずれそうなレベルで大ショック…を受けていたら、夫が店員さんへ何やら話しかける…
「予約なくてもこの列に並べば案内してくれるって。時間はかかるかもしれないけど。」
おおおおおおおおおよかったよおおおおおおお…!!!!!泣
しかも店員さん、娘たちのことを気にかけて何度もペットボトルのミネラルウォーターを持ってきて下さったり、何やらすごく可愛いおしゃれパッケージのチョコレートをくれたり…と優しい。優しすぎる。
中に入れることに安心した私は「すごく混んでるんですね。こんなに毎週末並んでいるの?」と聞くと、値上げってなってからのここ最近は毎週末こんな感じだよ。とのこと。
「しかもヨーロッパでのカルティエの値上げ、明日からなの、あなたラッキーね!」
明日から!!!!!なんということでしょう。そりゃ混むわ。笑
リングのサイズ感
とのことで。
30分くらいで入店できました。(ここでもまたよく頑張ったねとチョコレートを頂く娘達。優しい…ありがとうございます…(泣)
早速トリニティシリーズのあるコーナーを覗くと、トリニティのクラシックサイズだけがない。ディスプレイされてない。心臓がバクバクし始め、試着したい、購入希望だということを伝えると、出してくれました。よかったー!!!!!!泣 あってよかった…。
やっと。トリニティリングと初対面、サイズもいくつか試させてもらって、ポジションは右手の中指。
52と54サイズの二つを試着させてもらって、悩むこと数分。
多分季節がまだ5月上旬、しかもヨーロッパ。全然暑くもなく指も夏みたいにむくんでいない、しかも冬のようにしぼんでもいない(季節によって指の太さって変わりませんか?)季節。
正直、50サイズでいいや。52でゆるくて落ちるって心配はなさそうだけど、ぶかぶかしてるのもなんか違う。と思っていたのです。でも、今後の加齢の事や夏のむくみのこと、もし冬にぶかぶかしてしまったら、上からエタニティリングを重ねたりしてストッパーにすればいいか。と思い、
大は小を兼ねる!
はい、よくわかんないけど、念のため52サイズに決定!
これが大正解。
トリニティリングってサイズ感が非常に悩みどころですよね…!
何度もお店に行って季節や自分のコンディションに合わせてその都度試着出来たらいいけど…
せっかちな私は例え日本にいて、カルティエの最寄りの店舗が歩いて3分のところだったとしてもできません。早く欲しいから。笑
ただ、失敗したということだけは避けたいですもんね。
気になっていたクラッシュドゥも試着させてもらうも、お兄さんバッサリ。
「手が小さすぎて全然似合ってない。手のもっと大きい人がこういうデザインを選ぶといい。あなたはこのトリニティクラシックがよく似合ってるよ。」と。
そうだよね!私にはやっぱりトリニティよね!と鼻息荒めでお会計。
2022年5月に購入でお値段はウィーン価格で19万円弱…だったかな…(当時は日本の価格が17万円程度と、日本の方がお安かったです。)
無事購入
そんなこんなで、やっと私の元へやってきてくれたこの子!
美しい。
でも、カルティエのお店を出てから気づいたこと。
それは、本来なら何十にも綺麗に折られた白い包装紙に包まれ、重厚感あふれるシーリングスタンプで留められているはずのレッドボックスがまさかのむき出しでショッパーにIN。笑
混雑していたから簡易包装だったのか?なんなのかはわかりませんが、ウィーンのカルティエでこれからお買い物をされる方でラッピングを希望の方はお伝えた方がよろしいかもしれません。笑
やあでも、無事に買えただけで本当よかった。
もっと年齢を重ねて貫禄が出たら、LMサイズをつけたいなあ、とうん十年後(?)の妄想もちゃっかりしています。
ぽってり素敵~!
トリニティリングをお迎えして
トリニティリングはどんなコーディネートにもマッチしてくれるし、どんなジュエリーともよく馴染んでくれます。そして日々のQOLをしっかりあげてくれる。
嬉しくて次の日から早速つけました。いつものボーダー×デニムスタイルにもなじんでくれて、嬉しい!
こんなざっくりニットにも、ボリュームのある地金リングは合いますよね。
店舗でのアフターサービス
トリニティリングはCartierのお店に持っていくと購入した後でも3本それぞれに刻印ができたり、サイズのお直しも1回までは無料でして頂けるそうですね。
出産記念日や子供たちのお誕生日ををれぞれに刻印したりする方もいるそうで、素敵だなあと思いました。
私は購入してから24時間365日毎日つけているのですが、やはり傷やくすみなどどうしても気になってきます。
今までデパートに行ったついでに3回ほど店舗でクリーニングサービスを利用しましたが、専用のクリーナーを使って洗浄・磨き上げてくれるのでたった5分程度預けるだけででぴっかぴかにクリーニングして頂けました。もちろん無料サービスになります。
深い傷を綺麗にしたい場合や、新品同様に細かい傷などもすべて綺麗にしたい場合は有料サービス【新品仕上げ】もあるそうです。ただ、これは研磨をするため、微量ではあるが金を削っていくので重量は減ってしまうそう。どうしてもの時以外はあまりおすすめはできないとのことでした。
なのでCartierの店員さんいわく、お買い物にきた時にふらっと寄って頂いて数か月に1回無料のクリーニングをするだけでも綺麗に保って頂けます。とのこと。
日本に何店舗も実店舗が存在し、いつでも気軽にクリーニングやアフターサービスを受けられるというのは、こういったメゾンジュエラーでのお買い物のメリットですね!何かあっても安心!
私も最近クリーニングに行けていないので、このブログを書きながら近々クリーニングに行こうと思いました。
最後に
購入を悩んでいる方がもしこのブログを読んでくださっていたら、兎にも角にも全力でおすすめしたい、後悔なしの一生ものお守りジュエリーです。
どなたかのお役に立てたら幸いです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
では、また。
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